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5月の行事 ~境内まつり 萬燈会~

連日猛暑が続いております。
今の時点でこうであるなら、さて一か月後、二か月後はどうなることやらと心配になります。
一週間前、当山では毎年恒例の『境内まつり 萬燈会』が執り行われました。
夜に提灯、ろうそくのみをともして行う法要で、古よりの空気を感じさせる不思議な空気が境内に満ちる一夜となりました。
普段見ることのない、ちょっと違ったお寺の風景。
もしかしたら、百年ほど前まではこういう風であったのやも・・・。
境内まつり 萬燈会。
写真の紹介で御座います。



中庭が色づくこの日、昼間からは境内の飾り付けが進められます。


本堂から山門まで続く数多くの提灯。
みな、一人ひとり施主のついた供養燈として吊るされます。



本来、この日はお地蔵様の供養の日。
旗と燈明と線香と。



境内墓地を見守る観音様。


夜七時に法要が始まります。
外の微かな明るさを、灯された火が吸い取るように、ゆるりゆるりと濃さを増す。



ゆらゆらと揺れる火とともに、境内に満ちる梅花の歌。


両班僧侶による、経木塔婆の点眼。


立ち並ぶ、燈明の先で進められる法要を、多くの方が見守ります。


堂内の法要の後、本堂向拝前にて経木塔婆焼却供養が行われます。


この日は風が強く、片方の提灯が消えるというアクシデントがありながらも、火はしっかりと点き、
多くの人の供養一心を載せて、空へ空へと立ち上りました。




予報は雨でしたが、最後まで空はもってくださったようです。
仏に、空に、萬灯に。あまねくすべてに手を合わせ、浮かび上がるは彼の姿。
来年も多くの人にご参拝いただければとおもいます。

来年も、良き日、良き火でありますように。
ありがとうございました。
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5月の行事 ~第12回矢島茶会~

5月も終わりに近づき、次第に暑さが増してまいりました。
現在、私は曾祖父が住んでいた部屋に住んでおりまして、冬はただただ寒く、夏はただただ暑いという室内の状態に、
当時の方々の忍耐強さを思い知っております。

当山の5月は毎年行事続きの月です。
本来なら逐一アップできればいいのですが、生まれついて、否、内に育てた不精な性格ゆえに遅くなってしまいました。
数日かけて行事の写真をアップしていきたいと思います。
まずは当山、というよりも矢島町としての行事になります。
『第12回矢島茶会』の様子をご紹介いたします。


今年は訳あって当山本堂が使えないため、「矢島町格技場」での遠州流茶席となりました。
矢島町にお住まいの方はご存じの、旧矢島高校跡地側に立つ武道場です。



赤毛氈を敷き詰めての立礼席。
思った以上に雰囲気の良い茶席で、大変好評でした。



立礼席の様子。


立礼卓に飾られた道具を拝見。


華やかな茶席の裏では、多くの方々がお手伝いをされています。
一つの茶席にかかわることの多さを知ることができるのも、矢島茶会の良い点であるような気がします。



龍源寺の隣にある武家屋敷『道益苑』では、裏千家の方々による茶席が設けられました。


そのお庭では、集まった茶人さん達とたまたま訪れた観光客の方々との触れ合いが。
これこそ御縁でというものですね。



茶席を待つ人々。


裏千家さんのお道具拝見。


武家屋敷の広間では、集まった方々に讃岐うどんがふるまわれました。
地元の中学生も給仕を手伝ってくれていて、みなさんとても賑やかなお昼を過ごされたようです。



駐車場では地元の特産品の販売も。



茶の湯より
  より緑なる
     山の色


庭も山も色づく中、より煌びやかな着物をまとった方々が御家中を歩く姿は壮観でございました。
これからも第13回、14回と続いていく伝統ある茶会にしたいとおもっておりますので、ぜひ来年はこのブログをご覧の方々にもいらしていただきたいと思います。

ゴールデンウィーク ある晴れた日

少々時期が遅くなりましたが、今回はゴールデンウィークのお話です。
例年ですと帰省する方が多いので、法事・檀務等々で忙しい一週間なのですが、
よく晴れた5月3日は不思議と何もなく、川の流れが穏やかになったようなな1日でございました。
しかも天気は快晴!
これならばと、久しぶりに本堂を全開にして空気の入れ替え。
そして、1年に一度の『大般若虫干し』を行うことにいたしました。



穏やかに、しかしはっきりとした風が吹き、中庭の桜が散っていきます。
咲く桜、散る桜もまた、良き桜



明りは灯さず、ただ引き戸を開けるのみ。
このコントラストが、実はとても好きだったりします。



廊下にずらっと並べられた六百巻の大般若。
さぁ、これから一巻一巻転読してまいりましょう。
ちなみに転読とは、経本をバラバラと広げて読む読み方のことです




百年も前の経巻なので傷みが激しいですが、こうして風を送り込むことで紙が生き返るのです。
大事に、大事に使っていかなくてはいけませんね。




明り差し込む本堂。
茅葺屋根独特の涼しい空気と相まって、一人転読しながらさながら坐禅のようでありました。




法堂に
  うぐいすひびく
       しずけさよ




空気を入れ替える、というのはとても大事なことである気がします。
風を送り込み、風を受け、風が通り過ぎる。
後に残る空気は、前の空気とはどこか違っている。
天気のいい日には、お寺の本堂まで涼みに来ていただきたいものです。
お待ちしております。
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